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トレーリングストップ決済でFXトレードの利益を最大限まで伸ばす

今回紹介するトレーリングストップとは「損小利大」の利大を実現するのをサポートしてくれる注文方法です。

その前に、FXで勝つためのセオリーとして知られる「損大利大」について考えてみましょう。この言葉の意味は取引1回あたりの損失を小さくして、取引1回あたりの利益を大きくするという意味です。もし1回の取引で大きな利益を出せれば、勝率が低くてもトータルで勝てるということは何となく想像できると思います。

例えば10回取引したときに、10回中3回利益を出し、10回中7回は損失が出たとします。勝率は3割です。この勝率で、1回あたりの平均利益が15pips、平均損失が5pipsだとすると、トータルではどうなるでしょうか。

トータルの利益:15pips×3=45pips トータルの損失:5pips×7=35pips

ということになり合計で10pipsの利益を生み出したことになります。このペースで何十回、何百回と取引を積み重ねて行けば、大きな利益を生み出してくれます。このように例え勝率が低くても、利益が得られた取引1回あたりの利幅が大きければ、トータルで勝つことが可能になります。

トレール注文とは

トレーリングストップでは主にトレール注文という注文方法を使っていきます。トレール注文では逆指値という注文方法を応用します。トレール注文とは新規注文後、指定した値幅で逆指値を値動きに沿って動かしていくという注文方法のことです。トレールとは追跡を意味し、為替レートを追跡するように逆指値注文が動いていきます。一般的に決済注文で逆指値を使うときは、予想と反して損失が大きくなりそうなときに、これ以上損失を大きく出さないために決済することを狙います。

新規注文発注時、あるいは発注後に注文を入れておけば、注文レートに差し掛かったら、その時点で自動的に損切りの決済が行われます。この逆指値という注文方法を利益が出た時も使おうというのが、トレール注文です。

例えば、110.30円で新規注文を出したとします。そのとき、逆指値注文を110.20円に入れておきます。この場合、通常の逆指値注文では、-10pipsで損失確定の決済が行われることになります。トレール注文では、110.30円から値上がりすると、逆指値の値幅10pipsがキープされるように、逆指値注文のレートがスライドしていきます。逆指値の注文レートが切り上がっていくため、リアルタイムの値動きによって適正な決済ラインをキープできることになります。

例えば、110.30円で新規注文を発注したあと、110.50まで値上がりしたとします。すると、それに合わせて決済ラインも動いていき110.40円の時点では110.30円、110.50円の時点では110.40円まで自動の決済レートが動きます。

トレール注文で逆指値が動くのは利益が伸びた方向のみです。110.30円から110.50円まで値上がりし、その後110.45円まで値下がりしたからといって、決済ラインが110.35まで下がることはありません。一度、スライドした逆指値注文は戻ることはないので、110.50円から110.40円まで下落したら決済注文が行われることになります。

トレーリングストップを使うことのメリット

ここまで紹介したように、トレーリングストップでは利益が出た方向に向かって逆指値注文をスライドさせていきます。損切りの逆指値注文では守りを意識するのに対して、トレーリングストップは利益を確定させる注文であるため、攻めのストップと言えそうです。それでは、トレーリングストップを使うことのメリットにはどんなものがあるのか考えてみましょう。

利益確定の決済ポイントを明確にさせる

FX経験者なら誰しもが感じたことがあると思いますが、利益確定の決済というのは案外難しいものです。利益確定のタイミングが早すぎて、大きな利益獲得を逃してしまうことや、タイミングが遅すぎて、一度手に入れた含み益を失ってしまうこともあります。

これを防ぐために、移動平均線などのテクニカル指標を使って、トレンド転換やトレンド終了のシグナルが出た時に、決済させるのが理想ですが、ダマシも多く、意外と上手くいかないものです。

そのため、トレーリングストップで機械的に決済ポイントを決めておけば、利益確定のタイミングを逃さずに、確実に実行することができます。もちろん、ベストのタイミングで利益確定できるときばかりではありませんが、比較的バランスの取れたトレードが可能になるでしょう。

リスクを軽減できる

これは損切の逆指値と同じ考え方ですが、ストップ注文を入れておくことによって相場の急変時に備えることができます。特に指標発表時には50pipsくらい一気に上昇した後、70pipsほど下落するなど不規則な値動きが起こりがちです。

そういったときに、トレーリングストップを入れておけば、損失を防ぐばかりでなく、利益もしっかりと確保することができます。

以上の2点がトレーリングストップを使うことのメリットです。いずれにしても、エントリーしてから予想通りにのった利益を逃さないための決済テクニックと言えるのです。

トレーリングストップの取引例

トレーリングストップの概要ついては大体お分かりいただけたと思いますので、ここからは画像を使いながら、具体的に解説したいと思います。

トレーリングストップ決済

画像では110円20銭でエントリーした例となります。エントリーと同時に110円10銭に最初の損切り(ロスカット)を設定します。予想に反し、価格が下がり110円10銭まで下がったら、そのまま損切りとなりますが、これは通常のトレードと変わりません。ちなみにトレーリングストップとは名称であり、トレール注文のほか、CFDやOCOなどで注文が可能です。

予想通りに価格が上昇し、110円30銭まで到達しましたら、そこで110円10銭に設置していた最初の損切り(ロスカット)ラインを、110円20銭の買値まで切り上げます。こうすることで、もしここで価格が下がったとしても、買値でロスカットされますので、プラスマイナス0でトレードを終わることが出来ます。

さらに価格が上昇し、110円40銭まで価格が伸びましたら、さらに損切りラインを110円30銭まで切り上げます。そうしますと価格が下がったとしても、10pips(10銭)の利益が確保されます。

このように10pipsごとに価格が伸びるごとに、ロスカットも10pipsずつ切り上げていくことで、損切りと利確のどちらも同時に管理できることになります。画像では110円50銭まで価格が伸びましたが、そのまま価格が下がり、110円40銭のロスカットラインで決済されました。

トレーリングストップ決済(ショート)

次は下降トレンドの例です。買値の110円20銭は先ほどの上昇トレンドと同じとします。上昇と逆で、110円30銭に最初の損切り(ロスカット)を設定します。予想に反し、価格が上がり110円30銭まで上がったら、そのまま損切りとなります。

予想通りに価格が下降し、110円10銭まで到達しましたら、そこで110円30銭に設置していた最初の損切り(ロスカット)ラインを、110円20銭の買値まで切り下げます。上昇の場合と同じく、もしここで価格が上がったとしても、買値でロスカットされますので、プラスマイナス0でトレードを終わることが出来ます。

さらに価格が下降し、110円00銭まで価格が伸びましたら、さらに損切りラインを110円10銭まで切り下げます。これで、10pips(10銭)の利益が確保されます。

このように10pipsごとに価格が下がるごとに、ロスカットも10pipsずつ切り下げていくことで、損切りと利確のどちらも同時に管理できることになります。画像では109円90銭まで価格が伸びましたが、そのまま価格が上がり、110円00銭のロスカットラインで決済されました。

「損小利大」の利大を実現する手法

今回はトレーリングストップの手法を使った例を2パターン紹介しました。いずれも利益を大きくすることに成功していることが分かります。

これとは対照的に、指値注文や成行注文によって、値上がり途中や値下がり途中に決済してもよいのですが、その場合、さらに値上がり値下がりが続く可能性も高く、さらなる利益を得る機会を失ってしまう可能性が高くなります。

その点、トレーリングストップを使う取引は、値上がり、値下がりの終了時に決済することができるので、最大限利益を伸ばすことができる手法と言えます。もちろん、決済前に値戻しがある分、すべての利益を手にすることはできませんが、最初にふれた「損小利大」の利大を実現するにはとてもよい注文方法なのです。