初心者から中級者へとステップアップするには

取引ルールや基本的な分析方法を覚え、収支が少しでもプラスへと上向いてきたら次に考えることとして中級者へとステップアップすることです。FXにおいて初心者と中級者の違いとは何か、それはメディアや個人の投資情報を鵜呑みにしてFXトレードを行うことです。一般的に中級者以上といえるひとつの条件として、自分の投資スタイルを確立していることといえます。投資スタイルの確立というのは、人の投資方法や本で書いてある分析手法から自分に合ったやり方や、メリットのある方法を組み合わせて一つの投資パターンを作り上げるということです。この記事では、前述のように初心者トレーダーが中級者トレーダーへとステップアップするために必要なスキルや、覚えておくべき分析手法、思考方法について解説していきます。

初心者と中級者の違いとは?

初心者から中級者へとステップアップするには冒頭でも少し解説しましたが、FXの初心者と中級者の違いとはどのような所にあるかまず整理していきます。近年、FX取引は誰もが始めることができる程ハードルが下がっている投資商品のひとつです。したがって、言い換えると準備や知識がなくとも取引は行うことが出来ます。ですので、多くの初心者の方がFXを始めています。しかし、ただ取引をしていてはいずれ損失額が増大し市場から撤退することは目に見えています。

では、初心者になくて中級者にあるものとはなにか列挙します

・通貨ペアの選択
・テクニカル分析
・ファンダメンタル分析
・情報収集術
・リスク管理
・取引手法
・資金量
・取引ルール

まずは少なくともこれらの項目の内容を満たしていれば初心者から脱却しているといえます。ただ、急にすべての項目を満たすというのも簡単ではありません。まずはリスク管理から構築していき損失を少しでも減らせるよう考えることが大切です。そして、中級者トレーダーへとステップアップするための項目を覚えていき、しっかりとした投資が出来るよう常に考えることが必要です。

通貨ペアの選択

中級者に必要なスキルについてここでは解説します。スキルは、前述でいくつかの項目を紹介しているものについて具体的に解説します。

入門本やネットの基礎知識サイト等で、一般的に薦められている通貨ペアとして円ドルがあります。その理由として、安定した値動きであることが挙げられます。ではもう少し深く考えてみると、なぜ安定した値動きなのかという点を掘り下げます。それは、両国が先進国であり経済面含め様々な面で深く繋がっているという関係性があるから、更にアメリカが覇権国家であり基軸通貨がドルであるということが主な理由です。このような理由から初心者が取引感覚を掴みやすい為替市場になっています。しかし、中級者トレーダーへと変わるためには、円ドルだけでしか取引出来ないという状態ではいけません。自分がどのような取引をしていきたいのかという明確なビジョンを持って、そのビジョンが現実に達成出来る条件の通貨ペアを選択して、取引することが出来るのが中級者といえます。

テクニカル、ファンダメンタル分析

分析手法を覚えるというのも重要な要素です。しかし、ただ分析手法を覚えてそのまま取引に活用するだけでは初心者から脱却することは難しいです。では、中級者の分析方法とは何か解説します。

一般的に中級者以上のトレーダーといわれている方達は、分析手法をその時の市場に合わせて変えて、自分の取引方法に合った分析手法をいくつか組み合わせて相場を読んでいます。もうひとつの特徴は、毎回違う分析方法を用いて相場を読み、初めて試す分析手法を実際の取引に活用することもあります。それが結果的に損失へと繋がったとしてもこの場合の失敗は成功への重要な経験値へと成り得るからです。初心者の方の多くが損失を恐れる余り、毎回一つの分析手法で取引を進め、一つのチャートパターンでしか取引しないということがあります。確かに、それらのやり方は結果的に損失を少なくしているのかもしれませんが、同時に投資家としての成長が止まってしまいます。

投資というのは日々状況が変わり、昨日まで通用していた分析方法が今日には全く歯が立たないということがよくあります。そのような壁に当たってしまうと撤退ということになりかねないので、中級者へと上がるにはテクニカル、ファンダメンタル分析を組み合わせて、毎回新しい分析方法で試すよう心がけることが大切です。次に、先程の2つのジャンルの分析手法を挙げましたが、どのような組み合わせで考えていくのが良いかその方法を一つ紹介します。

テクニカル分析はチャートそのものを分析するもの、対してファンダメンタル分析は公的機関が発表する経済指標や政治情勢から市場の動きを分析するものです。そして、ファンダメンタル分析は経済指標や政治、有事や災害なども材料として捉えています。ですので、市場の大きな方向性を分析するといっても過言ではありません。まずはファンダメンタル分析を活用して現在世界各国で起こっている事象の情報を集め、これから起こるだろう事象を自分なりに予測します。そして、どの時期にポジションを持つのが良いのか、あるいは手放したほうが良いのかある程度の戦略を立てます。次にテクニカル分析でチャートパターンを分析して、自分が取引している通貨ペアの市場が売られすぎか買われすぎか判断します。そして、売買手法にもよりますが、ファンダメンタル分析と合わせて一番利益が出やすい時期やタイミングを計算し、取引の準備をするというやり方もあります。

このように、2つの分析方法を活用すれば相場の大きな方向性の予測から、現在の市場の値動きまで分析することが出来ます。別な見方をすれば、市場や経済をマクロとミクロから分析しているともいえるので、中級者へとステップアップしたいのであれば、様々な分析方法やツールを積極的に活用していくのが必要です。

情報収集術

FXで初心者から中級者になるためには?FXトレードを始めたばかりの段階では、多くの方が本やネットの入門者向け情報サイトで得た知識で取引していきますが、この時に当たる壁というのが情報の集めかたが分からないということです。日々市場は動いていますし、世界各国の動きというのはとても早いです。その為に経済に関するニュースを読み解くのも大事ですが、それだけの考え方であれば少し変えなければいけません。なぜなら、テレビや新聞のニュースというのは専門性が低く、経済に関して情報の速報性という観点から見ても遅いからです。
プロの投資家の多くがそのような情報源でFXトレードしていませんし、他に情報源があります。中級者以上へとステップアップするためには、様々な情報源を知っておく必要があります。

・口座開設した証券会社が配信しているニュースを見る。
・自分が取引している通過ペアの経済指標は常にチェック
・常にインターネットや図書館で専門書や専門的な情報を調べる。

この行動をしていると、知識を蓄積していきますし自分で考えてどのような情報をしらべれば良いかという力がつきます。

・海外の情報を調べる。

アメリカやイギリスといったところからの情報と日本の情報の伝達には同じ内容でもニュアンスが違うことがあり、更に報道や記事の内容が違うことがよくあります。ですので、英語の読解力を身につけ、海外の情報源を探るというのも重要な情報収集術です。

小手先のテクニックだけは中級以上にはなれません

ここまで中級者へとステップアップするために必要ないくつかの方法について解説しました。初心者の方によくある少ない分析パターンでの取引をやめることや、オリジナルの取引手法を作るといった様々な努力が必要です。しかし、これらは特別難しい訳ではありませんし、共通していることは常に自ら考えて試行錯誤することです。FXも努力の積み重ねで稼げる中級者へとなれるか決まります。