自動的な注文方法でFXの利益を最大限化

指値注文とは

自動的な注文方法でFXの利益を最大限化前回は、FX取引のもっとも基本となる「成行注文」「ストリーミング注文」についてお伝えしました。チャートを眺めながらリアルタイムで取引をしていく方法です。今回はリアルタイムではなく、「注文を出しておく」方法についてお伝えしていきます。つまり、為替相場がこの価格になったら買い、この価格に売るというセッティングもできるのです。これだとずっとパソコンの画面の前にいる必要はなくなります。他の仕事でチャートを確認できなくても自動的に取引ができるというわけです。

あらかじめ注文を出しておく方法としては「指値注文」「逆指値注文」が基本となります。まずは指値注文ですが、こちらは「現在の為替相場よりも有利な価格で注文を出す」方法です。例えば、ドル/円の通貨ペアで考えてみましょう。現在は1ドル112円12.5銭だったとします。状況的にはもみ合いの相場で、今後上昇するのか、下降するのかトレンドが見極めにくいので、うかつにストリーミング注文は出せません。

ただし、112円ちょうどが「サポートライン」であり、これ以上は下がらないだろうという予測がたったとします。つまり、112円ちょうどまで下がったときに買っておけば、後はどんどん利益が膨らんでいくことになるのです。と、いうことで、112円ちょうどになったらドル買いをするように注文を出します。これが指値注文です。

もちろん逆もありますね。112円50銭が「レジスタンスライン」で、これ以上は上がらないだろうと予測した場合は、112円50銭でドル売りの指値注文しておきます。チャートを確認したときに111円80銭まで下降していれば、そこでドルを買いに出して利益を確定させます。「ロングポジション」を持つことになっても、「ショートポジション」を持つことになっても、現状よりも有利な条件で取引をスタートしようとするのは、すべて指値注文となります。

仮に112円ちょうどになったら買うように指値注文を出しておいて、そこまで下降することなくどんどんドルが上昇した場合は、まったく約定されないことになります。取引がスタートしないわけです。この場合の損失はありませんが、利益も出ません。

逆指値注文とは

それでは「逆指値注文」は何のためにあるのでしょうか。指値注文との大きな違いは、逆指値注文は「現在の為替相場よりも不利な価格で注文を出す」方法です。

例えば先ほどのドル/円で考えてみましょう。上昇することを予測して1ドル112円12.5銭でドル買いをしたとします。順調にドルは上昇し、112円70銭まできましたが、ここから反発が強くなって徐々に下降を始めました。このまま放置しておくとスタートの112円12.5銭を割り込む恐れもあります。かといって、112円40銭で利益確定するのは納得いきません。再度上昇する可能性を期待しているからです。ここで、現状の1ドル112円40銭よりかは安くはなるものの、スタートの1ドル112円12.5銭よりかは高い1ドル112円25銭になったら売り注文をだすことにします。これが逆指値注文です。

一般的には「損失を止めるオーダー」といわれています。これ以上は損失を出したくないというラインを決め、その価格になったら自動的に取引してくれるのが逆指値注文になります。「損切り」に活用される注文方法です。そのため「ストップロス注文」「ストップオーダー」などという呼ばれ方もします。ポイントは取引するFX会社によって「約定力」が異なります。変動が激しいときには、なかなか約定できず、「スリップページ」が発生し、予定以上の損失が出る可能性もあります。

また、逆指値注文は「トレンドフォロー」の仕掛けにも活用されます。現在は1ドル112円12.5銭ですが、これが112円70銭を突破すると、さらに大きく上昇する可能性があるとします。そこで、112円70銭に逆指値注文の買い注文を入れます。現状よりも高値で買うわけですから不利なのですが、その後の上昇トレンドに期待するというわけです。

設定さえしておけば、あとは自動で取引をしてくれるので、パソコンの前にいる必要はありませんし、ずっとスマートフォンの画面を見続ける必要もありません。仕事の休憩の合間に少し確認しておけばいいのです。長期スパンで取引をする「スイングトレード」の場合は、1日に1度しかチャートを確認しないというトレーダーもいるくらいです。

IFD注文とは

他にも「リスク管理」に適した注文方法はあります。その一つが、IF Done「IFD注文」(イフダン)です。ここからはこれまでのお伝えしてきた注文方法の応用編と考えてください。

IFD注文は二段構えの注文方法になります。新規の注文が約定後、仕切り(2番目)の注文が発生するようになっています。例えば、現在1ドル112円12.5銭で、もう少しドルが安くなってから買いたいとします。するとここで「指値注文」を出すことになります。112円ちょうどで買うというオーダーです。IFD注文はさらにその後についても注文を出すことができるのです。112円ちょうどで買い、112円50銭まで上がったら利益確定をしたいと考えたら、仕切り売りとして注文を入れるのです。ですから112円に一度下降しない限り、112円50銭での売りは発生しません。112円ちょうどで買い、111円50銭まで下がったら損切りしたいと考えての仕切り売りも可能です。

つまり、「指値注文」に「利益確定」か「損切り」の注文を付けくわえたのが「IFD注文」ということになります。これだと他の仕事でチャートが確認できなくても予定どおりに利益確定をすることができます。指値注文で約定したままだと、一度は上昇しているのに、仕事が終わってチャートを確認したら下降していて損失が出た、というような事態を防ぐことができます。

OCO注文とは

損失リスクを管理する方法さらに、One Cancels the Other Order「OCO注文」(オーシーオー)という注文方法があります。現在の保有しているポジションについて、ここまで上昇したら利益確定、ここまで下降したら損切りとなるわけですが、OCO注文は「片方の約定が成立したら、もう一方の注文はキャンセルされる」というものです。

例えば1ドル112円12.5銭でドルを買いました(ロングポジション)。この後は、112円80銭まで上がったら利益確定したいですし、逆に112円ちょうどまで下降したら損切りしたいと考えています。ここで112円80銭の指値注文と、112円ちょうどの逆指値注文を出すことになるのですが、他の仕事が長引いてチャートを確認できないと、その間に為替が変動して、両方の注文が約定してしまうことも考えらえます。

そこで、どちらか一方の注文が約定したら、自動的にもう一方の注文は取り消されるように設定するわけです。これがOCO注文です。112円80銭で利益確定のために売りが入ると、そこから112円ちょうどまで下降したとしても注文は発生しません。キャンセルされているからです。

IFO注文とは

「IFD注文」と「OCO注文」を組み合わせたのものが、「IFO注文」(アイエフオー)です。新規の注文が約定されない限り、仕切りの注文は発生しません。仕切りの注文は利益確定のラインと損切のラインを設定でき、かつその一方の注文が約定された際にはもう一方の注文は取り消されます。忙しくてまったくチャートの確認ができない場合は、新規の注文から取引の決済まで、ほとんどのことを自動で行ってくれるのでとても便利です。

このように注文方法によっては利益確定や損切りといった「資産管理」「リスク管理」がスムーズにできます。まずは一度試してみてください。